こんにちは、よりぽです。
私は34歳で初めてITの会社から退職を経験しました。
その時の思考について記していきたいと思います。
IT業界に参入
新卒に入社したのは小さな会社で、お得意さんの大きなSIerを3社ほどメインでもっており、そのSIerに派遣される所謂SESという業務をメインにしている会社でした。
簿給で残業時間もハードなので、20代で少し転職を考える事もありましたが、勇気も出ず退職までには至りませんでした。
二重派遣はお手のもの、残業代は一切もらえないブラック気味な状況は、その客先にもよりましたが、なんとか仕事はこなしていました。
人間的な感覚が失われていく残業100時間越え労働
とある客先で大規模システムの基本設計フェーズで一つのジャンルをまかされました。業務も基本設計も慣れぬまま3ヶ月が過ぎました。
エクセルの資料作成とレビュー、次の日の朝から再レビューがあるため家に持ち帰り朝の4時頃まで作業をしたり、土日もパソコンを持って帰って作業をしておりました。
そんなこんなで残業も100時間を超えました。
残業代は発生しないので、私の時間と精神を奪われていきました。(契約によりますが、月の規定で私の所属している会社には追加料金が支払われているはずですが)
こんな事があり、ようやく退職を決断できました。それこそ、二度とITはやらないくらいの気持ちでした。
楽そうな仕事を探す
ネットでは警備員やビルメンテや工場が楽だとありました。
その後いろいろ調べるのですが、現場によっては給料低いまま忙しかったりするとの結論で落ち着きました。
どんな仕事をしようか迷いつつ、またITに業界も視野に入れ始めます。
SESで養ったITスキルは別のITに活かせる事に気づく
派遣ではなく自社の仕事をしている事もありました。
SIerを介さず直接顧客と契約し、開発・納品までする仕事や
自社のActiveDirectory構築などインフラ周りも経験していました。
これらの経験により、他社に派遣される事がない社内SEや自社開発をしている会社でも仕事ができると考え、ITスキルを活かした転職が可能だとわかりました。
その後、転職エージェント経由で在籍中に合格し、退職の意思を会社に伝えました。初めて退職を伝えるのにはかなりの勇気と思い切りが必要でしたね。
しかし、まんまと引き止められました。
「年収100万アップするから、もうその話はええやろ?」
そんな甘い言葉に乗せられ、エージェントに断りを入れました。
年収アップは嘘でした。
そこからしばらく退職のタイミングを見ながら数年後退職できました。
退職はとても体力を消耗しました。
最後に
「最低でも3年働かないと転職できない」
「こんなに良い会社を今やめたら他の会社で通用しないぞ」
こういう話は昔よく聞きましたが、全部嘘ですよ。
大体こんな話をしてくる人は転職経験もない人です。
壊れてしまってからでは遅いので、仕事に追い込まれ苦しんでいたり、成長できないと感じてモヤモヤするならサクっと退職しちゃいましょう。
それでは